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イタリア旅行 ミラノ2日目 [旅行]

8月28日



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ブレラ美術館



ミラノを代表する美術館。立派な建物で、奥の方は学校のようになっていました。
何故だろうと思っていましたが、元々美術学校と共につくられたらしいです。
現在も図書館、研究機関が置かれています。素晴らしい環境ですね。

今回のミッション2つ目。私の所持する美術家連盟カードがどこまで使えるか。
4都市いろんな美術館を巡りましたが、使えたのはここの美術館だけでした。
受付の女性2人が、おそらくどう判断していいのか分からないカードを見て、しばし相談していましたが、
結局パスポートを見せることでパスできました。今となっては感謝ですね。
上記のような性質の美術館だったから、通してもらえたのかもしれません。
他の所だと、カードも見ないで「NO」でしたから。


名画を多く収蔵していますが、有名なものと言えば


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マンテーニャ 「死せるキリスト」


この大胆な構図に見覚えのある人はたくさんいると思います。原画はもう少し白っぽくて
思っていたより優美でした。


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ベッリーニ 「ピエタ」


この作品、すっぽり壁からなくなっていたので「なんで!」って思ったけど、修復中でした。
ここで驚きの施設を見つけました。
展示室の中に突然ガラス張りのお部屋があるのですが、そのお部屋は修復室になっていて、
その仕事っぷりを見る事ができるようになっているのですよ!(残念ながらその様子は見れず)
何種類かの膠らしき瓶。顔料。修復師のものであろうリュックが無造作にボン!って置かれていて
なんだか妙にリアルでした。きっと、ここに缶詰なんだろう........

そのお部屋の中にこの絵がありました。(あれは原画だったのだろうか.....)





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スフォルツァ城

このお城はミラノを治めていた領主のお城。
ミラノ大聖堂とはまた全く違う様式の、古い中世の堅牢な風格がありますが、
なんとなくかわいらしい感じもします。



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真っ青な空!



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美しいけど、子供にはこわいかも?


ここは博物館も付属していて、たくさんの貴重な作品を見ることができます。
世界中どこもそうですけど、権力者というものは莫大なコレクションを持っているので、
すべて鑑賞するのに一体どれだけ時間がかかるんだか.......

でも、ここの最大の注目は「ロンダニーニのピエタ」です。
ミケランジェロが、死ぬ間際まで彫っていたという彫刻です。それは、私も見たかったものでした。

しかし!姉さん、ここで事件です。

やっとこの彫刻と対面できて、じーっと眺めていたら、一人のイタリア人のおじさんが近寄ってきて、

「このマリア、あなたにソックリでビックリしたよ!」

「?!」

これですか!!

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ロンダニーニのピエタ

...................こ、このちょっと頭がヘルメットみたいなマリア様にですか..........。
私の作品にもあるくらい、ピエタの主題は好きだし、マリア様も好きですが。
おじさんはその後も盛んにそう言うんですよ。
バチカンのマリアなら手放しで喜べますけど.......微妙です。
でも、イタリアの人と話せて楽しかったからいっか!

当のピエタ像ですが、もうほとんど目の見えない状態で彫ったとあるからしょうがないし、
未完成だからなんとも言えないですけど、
思ったより..........何も感じませんでした。
この頃はもう、別の彫刻家にうっとりしていたからかもしれません。


continua


















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