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エコな絵具 [絵]

真夜中、眠気と絵と戦っておりますが、
こんなに美しい色に囲まれてるんだから、
幸せなのかもしれません。


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日本画の絵具の取り扱いはとっても手間がかかります。
夜は気温が下がるので、膠はすぐ固まってしまって
お皿にくっついてしまいます。
ものすご面倒。
そして次の日起きたらすぐ制作に入れるように、
前の晩に必ず膠抜きしときます。
膠抜きとは、絵皿にお湯を注いで絵具が沈殿するのを待って、
膠が溶け出た上澄みのお湯を捨てます。これを2回。

チューブから出てしまった絵具は元に戻すことはできませんが、
岩絵具は膠さえ抜けば元に戻るので、とってもエコな絵具なんです。

膠や糊はくっついてる時は強固にくっついてますが、
剥がそうと思うといとも簡単に剥がれてくれるんですよね。

なんて聞き分けのいい素材なんでしょ。
そのかわり、丁寧に取り扱うのが条件です。なんでも。

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コメント 2

yurimakko

掃除・片付けは苦手で
まいどまいど後回しなんだけど…
膠抜きは好きだったなあ。

膠を抜くと色も蘇るっていうか。
見ててやっててあきなかったです。
by yurimakko (2011-05-05 09:12) 

ミナ

そうだったんだ。

膠抜きして乾いてサラサラになった絵具みると
嬉しくなります。
岩絵具は高価だからね、大事に使いたい。
by ミナ (2011-05-05 11:49) 

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