JR展 ワタリウム美術館 [日日]
以前ブログにも書いたんですけど、
TED prize 2011を受賞した
JRの個展がワタリウム美術館で開催されています。
紙、インク、糊
シンプルな材料を使って、
「貼り付ける」というシンプルな行為だけで
世界を変えていく。
彼が目を向けるのは戦争や宗教が絡む
タブーとされている世界です。
パレスチナ人とイスラエル人が並ぶポートレート
こんなにお茶目な顔をするなんて驚きです。
ブラジルのスラム街 紛争の犠牲になった女性
東北の被災地で
ただ貼り付けるだけですが、これは作品として
記録され、ネットを通じて世界中の人が
見ることができます。
記録され、共有されてゆくことが大事だと思います。
忘却が一番恐ろしいですから。
この美術館では彼の
「IN SIDE OUT」プロジェクト計画に
参加することができます。
ポスター大のポートレートを持ち帰る。
それをどのように使うかはその人次第。
ちいさいボックスの中で撮影した後、
会場の天井に設置された巨大プリンターから
出力され落ちてきます。
とてもおもしろい演出です。
私の顔が降って来ました!
ひどい顔です。足と比べるとかなりの大きさです。
意味もなく自分の作品と並べてみました。
妙に自分の作品に責任を感じましたね。
作品にタイトルや作家名を記すより、
ずっとインパクトがあります。
さて、このポートレートをどこに貼ろうか
思案中です。