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イタリア旅行 フィレンツェ 2 [旅行]


フィレンツェの大好きな美術館、バルジェッロ美術館。
バルジェッロとは「警察長官」の意味があるらしく、もともと行政の建物だったらしいです。
それにしても、そんな堅いイメージに似つかわしくない壮麗な建物です。


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中庭から見上げたところ



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なんてかわいいお出迎え。三越もびっくりです。



ここにはルネサンス期の名作をたくさん観ることができます。
美大受験者を悩ませたあのジョルジォ、ブルータス。これを見てデッサンしてたら、
もっとデッサン力ついたはず!(かな?)
私は彫刻を観るのも大好きです。平面とはまた違った空間を表現できますからね。

ドナテッロの少年ダビデ、ミケランジェロのバッカス。
サンジョバンニ礼拝堂の扉の制作者を巡る有名なブルネレスキ VS ギベルディの作品。
2階にはこれらの名作が広い空間にゆったりと飾られています。
この配置の仕方も好きです。独特な空気が流れています。この美術館のファンが多いのも分かります。
ここは撮影禁止ですから、画像は資料から。


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Donatello 「David」

いろんな角度から楽しめます。かっこいい。



ドナテッロ。先のマグダラのマリアの迫力もすごいですけど、このような洗練された
繊細な表現もできるのですね。



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Michelangelo 「Bacchus」

なんか、ふくふくしてますね。


ミケランジェロの有名な巨大なダビデ像も観たことがありますけど、その時感じた違和感は
正確だったかもしれません。なんでミケランジェロの方が有名なんだろう......。
売り込みが上手かったのかもしれません。

ヴァザーリのドナテッロ伝によれば、ドナテッロ、すっごくいい人らしいです。
どうも不器用な方という印象です。
でも、今美術史の本をひっくり返すと、ドナテッロの作品だらけです。


次はサンタクローチェ教会。この教会は、著名人のお墓がたくさんあることで有名です。
ミケランジェロ、マキャベッリ、ダンテ、ガリレオ....!
他にもジョットの壁画、ドナテッロの彫刻。

それにしても、このような歴史に名を残す人たちが骨を埋める場所ってすごいですね。
フィレンツェはそういう場所だったという証拠なんですね。
やはり、メディチ家の威力は相当なものであったということで、



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メディチ家礼拝堂 新聖具室
ロレンツォのお墓



メディチ家礼拝堂に行きました。
濃い色の大理石を用いているので、ドゥオーモの薔薇色の大理石のような軽やかさはありません。
大理石の重厚感と冷たさが凡人の私を圧倒します。
上の画像の彫刻はミケランジェロで、これまた余裕な感じを醸しております。
はい。あなた方の足元にも及びません.....

芸術家が集まってきたってことは見る目もあったってことですね。
それを引っ張って行く力もあった。
恐るべしメディチ!


continua




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